何度も禁煙に挑戦したけど挫折をした方は多いのではないでしょうか?喫煙により、あなた自身の健康を損ないますが、受動喫煙によっても、まわりの方の健康を損ないます。
受動喫煙とは、喫煙により生じた副流煙(たばこの先から出る煙)、呼出煙(喫煙者が吐き出した煙)を発生源とする、有害物質を含む環境たばこ煙に曝露され、それを吸入することです。
昨今電子タバコが普及していますが、吐き出した煙にも有害物質は含まれているのです。
山形県の歯科医院の患者を対象とした研究では、歯ぐきに着色がみられた6〜16歳の子どものうち、両親のいずれかが喫煙する割合は70%であったと報告されています。
さらに、受動喫煙による子どもの健康影響のひとつに、むし歯があります。多くの研究で、家族に喫煙者がいる子どもはそうでない子どもに比べて、むし歯になる確率が高いと報告されています。
理由はまだ十分解明されていませんが、タバコの煙に含まれるいくつかの有害物質が影響を与えているのではないかと推定されています。
受動喫煙は子どもの健康を損ないます。自分のためだけではなく、家族のために、禁煙をはじめてみませんか?
(参考:Wikipedia、歯科衛生士2020年10月号)