古来から「老化は足腰から始まる」とはよく言われていますが、昨今ではお口の中からの衰えが話題になってきています。
① 滑舌が悪くなり聞き返されることが多い
② 気がつくと柔らかいものばかり食べている
③ 口が渇いて臭う気がする
などが衰えの一部と言われています。
このような、病気ではないものの口の機能が衰え始めている状態を「オーラルフレイル」と言います。
放置すると口の機能低下、認知症など悪循環に陥ることもあります。
まさに「老化は口腔機能の低下」から始まるのだと言えるでしょう。
このような機能の衰えを予防したり、いち早く発見することもかかりつけ歯科医院の役割の一つとして、注目されています。
大切な歯がやむなく抜歯になってしまった時に、どのように歯を補うのが良いか、悩まれる方も多いです。
一般的には、ブリッジ、入れ歯、インプラントの中から選ぶようになります。
ですが、条件が合えば親知らずなどの不必要な歯を移植することで自分の歯としてもう一度使うことができます。
この条件には、
・ドナーになる歯がある(自分の口の中に不必要な歯、かつ抜歯可能な歯)
・移植される部位の骨が、移植する歯より大きい
・外科処置が可能
などがあります。
現在の医療で唯一もう1度自分の歯を回復させることができる方法、「自家歯牙移植」。
可能かどうかは担当の医師にご相談ください。
「とりあえず保険で」と銀色のかぶせ物が入っていたり、だいぶ前に治療したところのかぶせ物が取れる頻度が高くなったりしていませんか。
新しく作って入れ直すなら、何を選びますか。「前と同じ保険で」良いですか。
医療が進歩するように、お口の中のかぶせ物も変わってきています。
昔は保険なら銀色のかぶせ物と記憶されていた方も、歯の場所によっては保険で白いかぶせ物が可能になっています。
今一度、ご自身のお口の中に興味を持って見てみてください。
歯垢ってよく聞くけれど、皆さんは歯垢の正体を知っていますか?
歯垢とはズバリ虫歯や歯周病の原因となる細菌の塊のことです。つまり、食べかすとは別物なのです。
しかもこの細菌、たった1gの中に1億個以上いて活動しているのです。
さらにこの細菌は、歯の表面にネバネバと強く引っ付いている(水垢のようなイメージです)ので、
歯ブラシやフロス、歯間ブラシなどを使用して毎日こすり落としてあげる必要があります。
(うがいで簡単に落ちればいいのですが、、、)
歯磨きも勿論ですが、毎日の歯の間のお手入れがとても大切です。
されていない方は今日をきっかけにぜひ一緒に歯垢を撃退しましょう!
使い方や習慣づけの方法などはぜひぜひ歯科衛生士に訪ねてみてください。喜んでご提案します(^O^)