むし歯になりやすい方は、治療して、終わったと思ったらまた虫歯ができて・・・という悪循環になり、大変ですよね。
一般的にはフッ素の活用が有効です。
フッ素は歯の質を強くすることでむし歯を予防します。
使い方もいくつかあり、市販の歯磨剤にもほとんど含まれています。
高濃度でのより効果の高い使用法は歯科医院で塗布したり、うがい薬を購入していただくようになります。
ただし、むし歯になりやすいのには、必ず理由があります。
その理由を知ることが、むし歯を防ぐ第一歩です。
これはほんの一例ですが、今までほとんど虫歯のなかった方が、急にたくさんのむし歯を作って来院されました。
食生活のアンケートを伺うと、転職し、長距離トラックの運転手となり、缶コーヒーを常に飲んでいた、とのことでした。
缶コーヒーに含まれる砂糖、そしてそれを長い時間をかけて少しずつ飲んでいたことが虫歯がたくさんできるきっかけとなっていたのでした。
この方の例はあくまで一例で、それ以外にも介護が始まり食生活が変わったために虫歯になったり、また小さい頃からむし歯がたくさんできていた方は、生まれ持った歯の質が弱い方もいます。
このようにその方のリスクにより対処法(予防法)が異なります。
当院では、患者様毎のむし歯リスクを把握するために、食生活のアンケートや唾液の検査を行っております。
検査の結果や食生活に応じて、個々のアドバイス、予防法の提案を行うことができます。
むし歯の再発に悩まれる方は、お気軽にご相談ください。