私は歯科医療の本質は予防歯科にあると考えています。
なぜなら、一度虫歯になった歯や歯周病で抜いた歯は決して戻ってはこないからです。
虫歯で削った歯は詰め物、かぶせもので治療をしますが、これは歯を“修理”しているに過ぎません。
もとの状態には戻らないのです。
こうして“修理”された歯は平均して7、8年くらいで再度修理する必要性が出てくる、と言われています。
こうして修理を繰り返すうちに歯を抜かないといけなくなってしまいます。
この負のスパイラルへと落ち込まないために、予防が重要なのです。
どれだけ正確な治療もどれだけ進歩した材料をもってしても、自分自身の天然の歯に勝る臓器はありません。
そして、永久歯はそれぞれの場所に1本ずつしか生えてきません。
今一度、ご自身の歯を守るということの価値を再考してみてください。
そのためのお手伝いができることを、心より嬉しく思っております。